Exhibition Vol.1 (2014)

GRAVITY

「重力」は誰しもに影響する身近な力でありながら、ありふれていて改めて意識されることはあまりありません。
そんな身近で未知の力「重力」を、歴史的な面、科学的な面、日常生活から見た面…
といった様々な角度から読み解くことで、再認識させていきます。
京都展
日時 2014年9月14日(日) - 15日(祝) 12:00〜20:00
※15日は19:00まで
(レセプションパーティ:9月14日 19:00〜)
会場 MEDIA SHOP gallery
〒604-8031 京都府京都市中京区河原町通三条下る大黒町44 VOXビル1F (Map)
東京展
日時 2014年11月2日(日) - 3日(日) 12:00〜18:30
※3日は19:00まで
(レセプションパーティ:10月31日 19:00〜)
会場 no design gallery nakameguro
〒153-0051 東京都目黒区東京都目黒区上目黒1-7-2 (Map)

Works

Light rain

相田 将明

上から下へと光の粒が雨のように落ち続ける映像作品。
一見、光に重さが加わったCG映像のように感じるが、じっと眺めていると電車の車窓からの夜景であることに気づく。横方向の電車の車窓からの風景を上下方向に変換することで、普段意識されずに存在している横方向の重力の存在を意識させる試み。

Swing by

金井 隆晴

形状、大きさ、色、素材。私たちは普段、物体のさまざまな要素から「重さ」に関する情報を受け取っている。また、そのような物体としての静的な特徴だけでなく、時間軸の中での動きや形状の変化といった動的な特徴からでも「重さ」という概念を感じ取ることができるだろう。
本作では、風に揺らめきながら、徐々に実っていく稲穂の姿をモチーフとし、鑑賞者の中にある「重力」の記憶にアプローチすることを試みた。

Constellation of Seeds

髙田 翔太

空に舞っていく無数のタンポポの綿毛が、風をうまく利用し徐々にゆっくりと地面に落ちていく風景は重力の印象的なシーンの一つである。そして多くの人がその光景を目にしたことがあり、また自ら綿毛を飛ばしたことがあるだろう。そのような体験を通して私たちは綿毛に潜在的に重力を感じてはいないだろうか。そのような自然の中での重力を連想させる綿毛を用いることで、重力×自然をストレートに表現した作品である。また、タンポポの綿毛が舞う春の星空を、その星の位置に綿毛をプロットすることで演出した。

Newton View

中内 菜都花

「林檎は落ちるのに、なぜ月は落ちないんだろう」
ニュートンがそう発想したことが、重力を発見したきっかけという説がある。通常、林檎が落ちたからといって、月と比較するということはなかなかない。そのニュートンの視点の面白さを、落ちていく林檎と落ちない月を、互いのバランスで成り立つ比較の形で表現した。

ふわりきらめく

中尾 知世

スカートを履いてくるりと回転するとスカートの裾が遠心力によってふわりと舞い上がる。地球に引っ張られる力より遠心力が強く働く瞬間を確認できる現象である。
重力とは引力と遠心力を合わせた力であるが、遠心力が強まった瞬間をきらめかせることにより、重力の存在を意識できるようになっている。

little ossan

橋本 綾香

重力は目に見えない力であるため、私たちは意識しないと重力の存在を無意識に忘れてしまう。重力に耐える機能を持つ日常の道具が、重力に負けて落ちたり倒れたりしてしまうことに対してイライラしてしまうのも、重力が見えないからではないか。日常の道具を重力に逆らってがんばる「小さなおっさん」で表現し重力を可視化することで、そんな日常の些細なストレスを少しでも軽減し、私たちと道具の関係が少しでもよくならないかと考えた。

底拓

daiqei

「底」は、重力があるからこそ存在していると言える。底は地面と物体との接点であるがゆえ、実際に物体の底がどのような形をしているか意識的に見ることはない。
そんな「底」に着目し、身の回りの物体の底の拓を採集した。拓は本の形式にまとめ、普段意識的に見ることがない底の形から物体を連想できるように楽しむことができるものにした。

枝垂れ髪

yonanp

暖簾やカーテンは垂れて空間をゆるく仕切る。むしろ、重力が空間を仕切っているとも言えるのではないだろうか。その重力をヘアースタイルのようにアレンジすると、空間を様々な仕切りかたで楽しむことができる。毎日、髪をセットするように手軽に重力のカタチを操ることができる。好きなシャンプーで洗えば、通ったときに、その香りに包まれるのも嬉しい所だ。

甘いつらら

yonanp

冬の朝、一面の雪が白砂糖のようで、木々には夜な夜な生き物のように成長するつららが甘く美味しそうだ。思わずポキッと折って、口にはこびたくなる。食べると何だか口当たりも良さそうだ。そんな想像は、一度は経験したり、思い描いたことのある情景だろう。そんな幼い頃の、現実と夢の区別が曖昧な感覚。その境界線を跨ぐような美味しいつららの飴である。

重力のスノードーム

302design

雪や砂ではなく、人がスノードームの中を漂う。ふわっと舞い上がり、ゆっくりと落ちていく、そんな低重力の世界をガラスドームに閉じ込めた。ドームの中は非日常的な光景が広がり、私たちがいかに重力を当たり前として暮らしてきたかに気づかされる。ドームの中には水100%ではなく、粘度の高い液体をブレンドすることにより浮遊感を再現した。

のせた物が重いほど明るくなるライト

302design

物の重力を楽しみながら体感し、部屋のインテリアとしても使用できるライトである。本作品は重さによって光が強弱する。光を調節するスイッチや電源スイッチはなく、のせた物の重さによって光る強さを調整する。重くすれば光は強まり、軽くすれば光は弱まる。何ものせていない状態では電源はOFFとなる。また、のせたものがライトアップされ、ディスプレイとしても楽しめる。この作品を置くことで、気にすることのなかった重力が、インテリアを形作る一部となり生活の一部となる。

ムジュウリョクリウム

302design

東京の街を縮小したオブジェクトが配置された水槽。
泳ぎ回る生き物が空を飛んでいるように見える。地に足をつけながらも軽々と泳ぐこともできる小さなエビを中に入れるとより浮遊感を感じることができる。中に入った生き物を見ながら無重力や低重力の世界を感じ、楽しんでいただきたい。

重力のお皿

302design

どんな小さな物にも重力があり引力が存在するという事をミニマルに表現したいと考え、星の重力を表現するのに使用される重力場のイメージ図を器にした。料理を盛りつけ、ソースをかけると料理に向かって引き寄せられるように流れ、別の料理のそばにかかってしまうとそちらに引き寄せられてしまう。器の上で小さな重力実験をすることができる。