Exhibition Vol.4 (2017)

Drinking - “のむ”を考える展

皆さんは「のむ」と聞いてどんなことをう思い浮かべるでしょうか。
ほっと一息つくときのあたたかいコーヒーや紅茶。みんなで楽しく過ごす場のビールやワイン。
味や香り、色や飲み方で多様な楽しみ方ができる「のむ」。人に安らぎを与えたり、楽しい会話の間に必要不可欠な存在です。
東京展
日時 2017年10月21日(土), 22日(日) 12:00〜19:00
(レセプションパーティ:10月21日 19:00〜)
会場 レンタルスペースさくら 中目黒
〒153-0061 東京都目黒区中目黒2丁目5−28 (Map)
大阪展
日時 2017年11月4日(土), 5日(日) 12:00〜19:00
※5日は18:00まで
(レセプションパーティ:11月4日 19:00〜)
会場 タカムラ ワインアンドコーヒーロースターズ
〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀2丁目2−18 (Map)

Works

A mouthful of drink

鹿野 峻

「あのおつまみに合う、あのワインが一口だけ飲みたい。」
一口で飲みきれる小さなグラスで小さく乾杯。飲みたいときに、それぞれのおつまみに添えられた相性ピッタリのお酒をいただけます。
置かれているときはボトルのように、乾杯のときはグラスのように。立食パーティーの食事のあり方を変える、新しい "のむ" 姿です。

SOUNDRINK

yonanp

人間らしさとは何か、もちろん時代や人による差異はあるが、根源的な生き物としての機能を見つめることで模索できるのでないだろうか。その中でも、物を食べる、飲み物を飲むという、生きるための行為を見たとき、嚥下という(飲み込むこと)共通項に着目した。耳を澄ませると、心臓の音、血流の音など普段感じない体内の音にも驚かされる。さらに、体調や飲む対象、グラスのカタチによっても無意識に飲みかたを変えていることに気付かされ、人間の面白さやらしさを再確認できるだろう。

ripple table

相田 将明

スポットライト用のダクトレールに取り付ける天吊り式のテーブル。
天井から飲み物を置くためのスペースが少し広がることで、場を美しく整える。のむことについて浮かんできたのは、人と会話を楽しむための空間だった。そんな空間を彩り、心地よく使うための新たなテーブルを提案する。

水のフルコース

金岡 千賀子

私たち生き物にとって、なくてはならない水。毎日当たり前に摂取しているが、私たちは水のことについてどれくらい知っているだろうか。
水のフルコースでは、様々な水のエピソードとともに、エピソードに見合った水を特別な器と合わせて飲む体験ができる。
水についての様々な側面を知ることで、飲むことそのものについて考えることができるだろう。

味憶

xorium

「味憶」とは、お酒の記憶に触れながらその一杯を味わうことで、深い共感と唯一無二の感動体験を得られるシステム。
器にお酒を注ぎ、器に触れると。お酒造りに込められた思いや歴史を映像・音・光・振動で感じることができる。

Hold Me Light

daiqei

Hold Me Lightは、夜のアウトドアの食卓を優しく照らすカップホルダー。
日常から離れた開放的な空間で過ごす、気の知れた仲間たちとの楽しい時間をそっと彩り、その瞬間をより色濃く記憶に残してくれる。

HITOMI

秋山 慶太

HITOMIは、コップや過敏などの日用品に憑依する「もののけ」のプロトタイプ。まばたきをする目をプロジェクターによって投影することで、ものに対する感情移入を誘発し生活の中心である「のむ」シーンをより楽しく演出する。
このプロダクトは、人ならざるものと共生する生活のためのスタディである。

CASE FURNITURE

Rhinocellars

居酒屋の椅子・机代わり、路地裏にある植木鉢の土台、そんな昔から存在する、街の風景とかした”ビールケース”に魅力を感じていた。
マルチに活躍するケースに手を加えることで価値や実用性を高めたかった結果、それは「必要に応じて機能する家具」という、新しい道具が生まれた。
ビールケースは酒屋でデポジット、200円で貸し借りができる。その場所ごとに手に入るクラウドのような存在にも未来性を感じる。

TSUMAMONO

髙田 翔太

真っ白な植物の葉だけを使用して制作したつまもの。
飲みものや料理を演出するつまものの機能を利用し、水や酒などを口にする、飲むことの神秘性を演出した。